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情熱大陸


「ダイビングをもっとやさしく、もっと面白く」をテーマにダイビングインストラクターをしています。西表島の海を離れ、原点の沖縄本島へ戻ることに。1/27の記事をもちまして、ブログを引越しました。
by passion82
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中性浮力マスター作戦②

 適正ウェイト 
 中性浮力を上手にとるには、まず適正ウェイトをつかむことからはじめます。
 適正ウェイトとは……
「水面でBCDの空気を全部抜いて普通に呼吸をしている時に、目の位置に水面が来るように調整されたウェイト量。ゆーっくり息を吐くと沈み始める。」 というようなことが、各ダイビング指導団体のマニュアルには書いてあります。つまり「ギリギリ沈むことが出来るウェイト量」ですね。適正ウェイトの場合、体の力をしっかり抜いて息を吐ききらないと潜降ができません。
 体の力を抜く、ということが出来るようになると、中性浮力のスキルは格段に上達していきます。なぜなら、この脱力が出来るようになると「息を吐く=沈む 息を吸う=浮く」という感覚がよりつかみやすくなるからです。中性浮力をとるためにまず使うのはBCD、というイメージが持たれがちですが、基本は呼吸。体内の浮き袋である肺を使って自分の浮力を調整するのが第一ですよ。
 そして、いざBCDを使うことになっても適正ウェイトで潜っていれば、少しのボタン操作で自分の浮力を中性浮力の状態に持っていけるのです。重すぎるウェイト(オーバーウェイト)では、少し沈んだだけでBCDにたくさん空気を入れなくてはならず、少し浮上すればまたたくさんの空気を抜かなければ沈めません。

 適正ウェイトで沈むためには、とにかく息をゆーっくり吐くこと。そして吸うときは出来るだけ早く。そしてまたゆーっくりと吐き続けます。肺の中に空気が溜まっている時間を極力短くしてあげるんですね。これを体の力を抜ききった状態で行います。
 沈みづらい時には、1度水面でジャンプするようにフィンをひとかき。すると自分の重さが勢いとなって少し体を水中へ押し込んでくれます。ここからゆっくりと息を吐き続けていくわけですね。

 ただ、厳密に言うと、バッチリジャストの適正ウェイトでは、ダイビングの後半、タンクの空気が減ってくるとプラス浮力になって体が浮いてしまいます。普通は適正と思われるウェイト量より1kgくらい重めがいいというのが一般的な意見ですね。

by passion82 | 2010-08-05 00:29 | ダイビングスキル
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